先日行われました
第64回 OPEN BIM cafe!
まず初めにお話し頂いたのは、
エム・ソフト 宮本 様 より
「建設現場におけるAR/MRの活用~空間メモアプリのご紹介~」です!
まずはARとMRの違いや、ARのタイプについてご説明頂きました。
「ロケーションベース」や「ビジョンベース」、「SLAM」といった3種類もあるのですね。ARは、「現実空間」に、「リアルタイム」でというのがキーワードとなるそうです。
エム・ソフト様は元々高い画像技術をお持ちで、BIMcafeにお越し頂いた方だけに、ARを使った特別映像もご覧頂きましたよ!
続いて「STag」という空間メモアプリについて、デモ交えながらご紹介頂きました。
建設現場の内覧チェックでは、よく附箋をつけて指摘事項を手書きしていますよね。そのデジタル版が、「Stag」というイメージでしょうか。
スマホやタブレットで空間を検出して、そこにデジタル附箋(ピン)を貼って写真やメモを入力します。クラウドにアップして共有すれば、他のユーザーが現場でそのピンの場所と内容を確認することができます。
このようにARで現場とオフィスをつなげ、建設現場のデジタル化をすることを目指しているそうです。
今まではプロモーションでの活用が多かったそうですが、ビジネスでも使える精度になってきているそうですので、今後ますます注目ですね!!
続いては、
シェルパ 朝倉、水上で
「シェルパのナレッジマネジメント(ライン管理編・分析評価編)」です!
シェルパでは、若手のBIM技術と中堅のナレッジをつなぐという目的で、ライン管理を取り入れています。
建物はよく「1品生産」と言われますが、建物の構成要素を管理項目に置き換えることで、製造業の生産ラインと同じ管理ができると考えています。
前半のライン管理編では、実際のライン管理表をお見せしながら、どのように若手がモデルを作成しているかご紹介しました。
管理項目が終わるごとに中堅社員に進捗や問題点を共有するようにしていますので、自分がどの項目が弱いのかがわかり、対処することができるようになっています。
また、効率よくできた項目や、時間がかかった項目ごとにクロージング資料(画像必須)を作成しますので、次にモデルを作成する人が躓きやすいポイントを事前に知ることができます。
ライン管理で出てきたクロージング資料も含め、シェルパでは9種類のナレッジが自然と蓄積されていくしくみが出来ています。
今までは蓄積されたそのナレッジをうまく活かしきれていなかったため、それぞれに合ったソフトを活用して分析・評価することを試みました。
今回はRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を試行して、クロージング資料の分析・評価のグラフを自動で作成するところまでやってみましたよ。
これで滞っていたナレッジの分析・評価を回し続ける可能性も見えてきましたね!
また、前回ご講演頂いたコンコアーズ様のPhotoructionを活用して、質疑書やクロージング資料などに評価や工種といった情報を付加して取り出し易いようにしました。
フォルダの階層深く保存してしまうと、なかなかそのプロジェクトを担当した人しかピンと来ませんよね。
絞り込みも5段階まであるので、自分の探したいものが見つけやすくなりましたよ!
さあ!パワーディスカッション!!
次回は、2018年9月21日(金)!!
募集開始は、8月1日(水)の正午からです!