先日行われました第27回 OPEN BIM cafe!
まずお話して頂いたのは、
独立行政法人 建築研究所 加戸 啓太様
「伝統木造構法とBIM」です !
標準のツールでは表せない、表しにくい形状の部品が多い
伝統木造構法ですが
一方で、ある程度体系化された設計の論理(木割、規矩術)
があり、プログラミング言語と相性が良い
ということで
今回は、プログラミング言語でモデリングされた
五重塔や旧中野家(合掌造り)
他プログラムとの連携実験ということで
物理演算エンジンでの継手仕口シミュレーション
さらに、部品との紐付による写真管理などを
発表して頂きました!
プログラミングによって形状を表現しているため、
部品1つ1つの形状が違く、継手なども入力されているため
とにかくリアルです!
複雑な形状のため、モデルがごちゃごちゃしそう
と思いきや、
プログラミングによって作成されているため
むしろその逆でとてもすっきりです!!!
三次元プリンタで出力した模型もすごかったですね~!!
1つ1つの部品がとても精緻でした!!
こちらも簡単に出力できるわけではなく
ノウハウが必要だそうですョ!!
よく「 I 」がないと言うお話を聞きますが、
今回はむしろ、
「 I 」からできているという印象でしたね!
これがあれば、木造伝統構法もいつかモデリングできるはず!
絶賛発売中です!!
続いてお話して頂いたのは
(株)スリーディーイノベイションズ 井上 淳様
「施主(オーナー)のためのBIMアプローチ」 です!
シンガポールでは、
2013年から段階的に
建築確認申請のBIMモデルでの電子申請を義務付けていて、
現在は床面積2万㎡を超える建物が対象となっているそうです!
そこで
今回は、シンガポールでの事例をもとに
オーナーのためのBIMを発表して頂きました!
BIMを導入することによるビジネスメリットは?
設計料は高くなったか?
積算の半自動化を実現できたか?
コストの見える化ができるようになったか?
施工工程を短縮することが可能になったか?
竣工図の整合性は維持できているか?
オーナーにとってBIMへ投資することの意味は?
などなど生の声を聞かせていただきました!!
特に
BIMモデルを干渉チェックだけで終わらせるのではもったいない!
4D、5D、6Dと
もっとメリットにつなげていくべき!
という考えがとても印象的でした!
活用の場がまだまだありそうですね!
さあ!パワーディスカッションです!
暑い日が続きますが
夏バテには気を付けて下さいね~~~!!!
ちなみに!
来月のOPEN BIM cafeは、お盆のため
8月23日第4金曜日です!!
それではまた次回お会いしましょーーーーー♪♪