先日行われました
第47回 OPEN BIM cafe!
まず初めにお話しいただいたのは
(株)竹中工務店 林様で
「BIMによるものづくり
~基本設計から工場製作・現場施工まで~」です!
今回は、
竹中工務店でのBIM活用事例について
具体的なお話をして頂きました!
「BIMモデルがあれば建物ができる?」
と問われるとそうではありません。
組立に必要な部品や図面等に展開する必要がある!
あくまでもBIMは建物を作るために必要な情報を、
より効率良く取り扱うための手法!!
とのことです。
複雑な曲面の完成形もプラモデルの部品や説明書をイメージすると
わかりやすいというお話はとても共感しました☆
BIMを基本設計から工場製作・現場施工まで活用するには、
生産部門・専門工事業者が早期から参画することが重要!!
生産情報を設計図、製作図に盛り込むことで
品質確保と生産性向上を実現させることができることにも大いに納得!
また、短工期の条件下でタイムリーに3次元モデルを作成するために、
「パラメトリックデザイン」を適用し、生産段階での活用を見越したモデルを
作成することで、スピーディな検討が実現できるとのことです!!
しかし、忘れてはならないのが実物での確認です!!
いくらコンピュータ上で、複雑な形状の建物ができていても
現実に可能かはわかりません。
実際にモックアップを作製し、納まりやスケール感を確認し、
十分に製作・施工可能であることを協力会社や
お客様と合意をとることが重要とのこと。なるほどその通りです。
最後に、どんな複雑な形状でも建物は
確実に、簡単に、安全に、早く、安く、環境に優しくつくる
ことが大切だと締めて頂きました。
続いては
福井コンピュータアーキテクト(株)の紙本様で
「最新BIMシステムGLOOBE2016と
長期修繕計画システムFM-Refineによる
BIM-FM連携について」です!!
今回は、
今年の7月28日に発売されたBIMソフトの一つである
GLOOBE2016についてお話頂きました!
初めにBIMならではのさまざまな機能をご紹介して頂きましたが、
今回の目玉はBIMモデルとFM用ソフトであるFM-Refineと
連携が可能になったとのことです!
一般的なFM用のデータベースを構築するには、
図面や見積書などの資料から、入力と確認を繰り返して
データベースを作成するため、FMの利用開始から
タイムロスが生じてしまいます。
しかし、GLOOBE2016では、作成したBIMモデルから
データベースを作成し、FM-Refineと連携ができるそうです!!
そのため利用開始時点からFMを開始できるだけでなく、
設計段階からFMを検討することが必須であると☆
GLOOBE2016について気になった方は、
福井コンピューターアーキテクトのHPに詳しい内容が
掲載されていますので是非チェックを!!
http://archi.fukuicompu.co.jp/products/gloobe/index.html
さあ!
パワーディスカッション!!
OPEN BIM cafeは偶数月はお休みなので
次回は11月です!
そして!その前に
10月23日(金)のArchiFuture2015でお会いしましょう!
http://www.archifuture.jp/2015/index.html