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2019年6月1日土曜日

第69回 OPEN BIM cafe

先日行われました

第69回 OPEN BIM cafe!
 

まず初めにお話し頂いたのは

小柳建設 青木 様 より

Holostruction(ホロストラクション)~三次元データの活用による生産性向上技術~」です!



小柳建設様では、Microsoft Hololensを活用して、建設業が抱える担い手不足、生産性・安全性の問題解決に取り組まれているとのことでした。

講演の中では実際にHololensを装着し、現実空間にモデルを投影する様子をデモンストレーションして頂きました。Hololostructionでは遠隔地のユーザーがアバターとして参加することで、同一のモデルを共有しながら協議することが可能だそうです。

アバターの動作は装着者の動きとリンクしており、リアルタイムにアバターに反映されるため3Dモデルのどの部分を示しているのか、どの方向を向いているかが非常に分かりやすくバーチャルな空間でも円滑なコミュニケーションが図れそうです!

熟練の技術者は2Dの図面から3次元のイメージを想像することができますが、施主や若手社員は明確なイメージを作ることが難しい場合もあります。3Dモデルの共有はそうした図面では伝わらにくい部分を補い生産性の向上に繋げることが狙いだそうです。

また、小柳建設様は各地のイベントでHolostructionデモ体験を行っているそうですが、体験後のアンケートでは建設業に対するイメージが向上し、建設業で働くことに興味を持った学生の方が増えたそうですよ!


Holostructionの活用が建設業界にどのような進化をもたらすのか、今後の展開が楽しみですね!




続いては、

戸田建設 八代 様 より

見える、伝わる、解決する~BIMARによるフロントローディング~」です!


今回は、建設業界に浸透しつつあるVRARMRといった技術について、現場の目線から今後の展開についてお話して頂きました!

まず1つ目のARは、タブレット端末で主に利用されており、現実には見えないイメージを共有することに使われていますが、手軽に利用できる反面臨場感が少なく両手が塞がるため現場では利用しづらい部分があるそうです。

実際に戸田建設様では、道路上に車両を表示して車両が通行可能か調査したり、建設現場に重機を表示して仮設計画の検討に使用されているそうです!

次にVRは、高品質なイメージを視聴できますが、やはり高性能なPCセンサーを配備した環境を用意することの難しさがネックとなっているそうです。もっと手軽に利用できるようになればよいですが・・

Hololensに代表されるMRは、現実空間に3Dモデルを投影する点はARと似ていますが、空間の前後関係が相互に作用したイメージを見ることができるという点が大きな違いです。現地での干渉チェックや建設途中での仕上イメージの共有等の事例が豊富にあるそうです。便利な反面、外環境では光の影響でモデルが見えづらく、角度によってはモデルの位置がずれて見える等、解決が必要な問題がまだまだあるようですね。

戸田建設様では、実寸大のモデルを現場に投影して、協力業者さんへの状況説明や完成イメージの共有に活用されているそうですよ。

今後の展開については、デバイス自体の性能が更に向上して、簡単かつ低コストに利用ができるようになれば、もっと将来の可能性が広がるのではとのことでした!



次回は、2019年7月19日(金)!!

募集開始は、6
月3日(月正午からです!

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