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2018年3月17日土曜日

第62回 OPEN BIM cafe

先日行われました
第62回 OPEN BIM cafe!


まず初めにお話し頂いたのは、
 

日建設計 石田 様より

「GDLを活用した設計者サポート」です!




今回は、GDLオブジェクトの事例を交えながら、BIMの取り組みについてお話頂きました。

事例として、スロープ検討ツール、ルーバー検討ツール、機器リスト連携ツールなど実際に見せて頂きましたよ。

一からモデルを作ると大変なものが、パラメータの値を変更するだけで検討できてしまうので設計業務の省力化に繋がりますね。

なお、こういうツールが欲しいと相談を受けたら、「3時間以内に作る!」ということが、設計者が求める要求速度とのことです。

ユーザーの方が何を求めているか普段から情報収集されており、GDLに対する熱い思いが伝わってきました!

2Dで設計しているとプランだけ先に走ってしまうケースがありますが、GDLオブジェクトを活用し、BIMで設計条件を決めていくことを目指しているそうです。

その際キーとなるのは、

・設計業務への理解
・目的のアルゴリズム
・ソフトスキル
・GDL

とのことでした。

BIMに取り組むということは、2D CADの表現を目指すのではなく、情報を活用するワークフローを生み出すこと、BIMを使った新しい設計フローを再構築していくことが必要になるとのことです!


続いては、

日本設計 武居 様

「BIMと構造設計」です!


今回は、構造設計でのBIMの取り組みについて、3つのフェーズごとにご紹介頂きました。

短期間での検討が求められている中、従来のやり方だと図面や解析データ等の不整合の確認に時間を要してしまいます。
そのため単純作業はコンピューターで効率化し、創造する時間を確保することが必要とのことでした。


①移行期(BIMの普及)

2次部材など変更が多いものをBIMモデルで位置調整し、Dynamoを介して計算ツールに抽出、そして修正後にまたモデルに戻すという事例をご紹介頂きました。
社内で昔から使っていたツールと連携させたことで、BIMがより身近なものになったそうです。

また、アドオンを用いることでBIMモデルから構造図を作成している取り組みもご紹介頂きました。断面表もBIMモデルから作成できるそうですよ!

②成長期(情報活用)

BIMモデルの梁せいやスラブレベル等の情報をDynamoを介して自動で色分(3D&2Dどちらも!)できるそうです。
試験的ですが、梁貫通位置や耐震壁の開口のNG箇所を色分けするといった事例もご紹介頂きました。打ち合わせで活用できれば、その場で回答することができますね。

③変革期(新技術の導入)

こちらはまだ開発中とのことですが、応力などの解析結果をビジュアライズすることが可能になるかもしれません。

さらにAIを使えば、最適な解析結果を導き出し、それをモデルに反映するといったことが自動化できる日が来るかもしれませんね!



さあ!パワーディスカッション!!



次回は、2018年5月18日(金)!!


募集開始は、4月2日(月)正午からです!

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